恋愛

二階堂ふみの強烈にして官能的な濡れ場-メディア評-映画「蜜のあわれ」

公開初日に鑑賞。軽妙、怪奇、官能。コミカル、ホラー、エキゾチック。なぜか人間になってしまった金魚と年老いた小説家の織りなすパラノイア恋愛もの、ザ、文学作品。金魚役の二階堂ふみ、日々ロックより可愛かった…。

3行で済む映画-メディア評-映画「Like someone in love」

たまには酷い作品の紹介も。最近見た映画の中では最悪の部類だった。フランス映画っぽい対話を重視した静かな作品。ひたすら賢いエロジジイが風俗嬢に紳士っぷりを発揮したら風俗嬢の彼氏を怒らせた、だけというあらすじ。あらすじどころかwikipediaにはスト…

奇跡の嫌悪感ゼロ映画-メディア評-映画「海街diary」

久々に映画館で作品を見たけど、これほど癒し系の作品みたことない。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが四姉妹として湘南で生活するだけの作品。梅酒つけたりたまに山から叫んでみたり男に遊ばれたり。長澤まさみのびっち役も板についてきた感がある…

耽美系正統派ミステリーにホモォ-書評-神様が殺してくれる pic.twitter.com/kmJGiU143B

図書館で借りてきた。フィットネスで自転車こぎながら読んでたけれど、ライトノベルばりの軽い文体で、すーっと耽美な世界に引き込んでくれる。性別、血統、神様、様々な要素が泡のように出てきては、捕まえられる事も無く上へ上へと離れていく独特の感覚は…

汝は我、我は汝-映画評-私の男

個人的になかなか楽しめた。本編中二階堂ふみはえんえんディープキスし続けるし脱いで妖艶な体をこれでもかと魅せるしがんがんもまれるし、なぞのスプラッタ表現がでてきたり、浅野忠信がまじめキャラの高良健吾を脱がして肌をなめる謎のBL展開があったりと…

「態度は硬いけれど、芯がない」今マカロニ女子が急増中!!

巷を騒がせているマカロニ女子とは、男性や仲のよい友達意外に対し 乾いて頑固な態度を取ってしまう 芯がないので行動に一貫性がない 興奮してゆで上がるとすぐふにゃふにゃになる 女子のことをいい、女子大生やOLに続き増殖中だ。 以前は男子は草食化、女子…

そもそも中途半端に昔の有名人のスキャンダルを映画化することこそデンジャラスなんじゃじゃないの?-メディア評-映画「危険なメソッド」

あんまり面白くなかったのでネタバレも含めて書く。ぶっちゃけこの映画を見る1時間半でユングの入門書を読んだ方がエキサイティングだと思う。 いまだに日本の心理学はユング信仰やらフロイト信仰が根強く、一方で若手の心理学者達からは、彼らは現代心理学…

素朴であることが美しい権力()への意思-メディア評-映画「69 sixty nine」

伏線のあざとさと、ストーリーの明快さと、コメディ展開のテンポの良さとの小気味よさは秀逸。同じような問題意識を持ってる人は見ても損しないしオチはひどくてちょっと失笑なのだけれど、なかなか腹7分を満たしてくれる感じの作品。 個人的な趣味として最…

優しい男とセックスフレンド

草食系男子ブームも一段落し森ガールも草食系関係なしにファッションジャンルとして独立して語られるようになって、若者の恋愛の傾向も微妙に変わってきた。いろいろな若い人たち、特に大学生から恋愛相談されるが、ちょっと気づいたので書いておく。なんに…

もう一つの荒川アンダーザブリッジ-メディア評-ヒミズ

早稲田松竹で二本立てで園子温監督の特集がやっていたので見て来た。5時間半連続で映画を見ると言う経験は初めてであったため、頭はくらくらしたが非常に面白かった。まじで荒川アンダーザブリッジ。 内容はこうだ。ある少年が「普通でありたい!」と叫びな…