奇跡の嫌悪感ゼロ映画-メディア評-映画「海街diary」

 久々に映画館で作品を見たけど、これほど癒し系の作品みたことない。綾瀬はるか長澤まさみ夏帆広瀬すずが四姉妹として湘南で生活するだけの作品。梅酒つけたりたまに山から叫んでみたり男に遊ばれたり。長澤まさみのびっち役も板についてきた感がある。

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映画『海街diary』公式サイト | 大ヒット上映中
 本作「海街diary」は湘南を舞台に3姉妹と広瀬すず演じる腹違いの妹が同居を始め姉妹になっていくというストーリー。ぐずぐずに不倫してる綾瀬はるかダメンズウォーカーの長澤まさみ、だめではないけどヒッピー系の男つれてくる夏帆、とそれぞれにだめなところ満載なのだけれどそういった部分がまったく嫌悪感なく描かれただただニヤニヤできる感じがすごい。もうそれ以上書くところがない。

 気になったところといえば、湘南に30年住んでいるというリリーフランキーがなぜか筑豊弁を未だにしゃべり続けていたこと。レキシの池ちゃんは非常にいいキャラが出ていた。

 友情、恋、結婚、死。思春期に一通り考えるような話題をうすーく織り込み、ゆったりとした収束と、波のようにただよう刹那感が見事な作品だった。親子で見てもぜんぜん見れちゃう感じ。蛇足だけれど、僕は夏帆派。

瀧本幹也がカメラに収めた、鎌倉の美しい風景と四姉妹。映画の世界が永遠になる、写真集「海街diary」|「colocal コロカル」ローカルを学ぶ・暮らす・旅する

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