ついさっき「摩耗したタイヤカスって道路におちてるの見たことないよね」って誰かが言ってたのを思い出して、気になって調べた
まずゴムについて調べたよ
ちょうど27日付で統計が出てたんだけど、日本ゴム工業会によると自動車のタイヤによるゴム消費量が年間1, 353, 260トン(2008年)らしい。1トンが1000Kgだっけ?135万トンって、いやすごい量。日本のゴム消費の8割はタイヤに使われるらしい。
ほんで年間にでる廃タイヤが106万トンらしい。
見つけた統計が2007年度のもので、タイヤの使用期間って最長10年らしいから、10年前のデータ探したら1997年がだいたい年間187.6万トン。うち8割がタイヤだとして165万トン。単純差し引きで60万トン?なんか違う気がするぞ。
別のデータ見てみよう。1998年のタイヤ生産量が110万トン。生産量はこの10年で20万トン増加。
単純計算してみても110万−104万で年間最低6万トンのタイヤカスが発生してるってこと?輸入タイヤの可能性もあるからもっと??
タイヤカスはどこに行ったんだろう?道路のみぞ?空気中?雨で流れて下水道?天然ゴムって体にいいの?
サーキットじゃめちゃくちゃ落ちてるらしいのに。それでこの5%を消費するためにタイヤ買ってるってこと?タイヤの9割はリサイクルされるって、逆に残り1割、10万トンは焼却されるんでしょ?
素人が数字考えただけじゃなにもわからないや。
同じ質問してる人がいないか調べたよ
調べたら出てきた!!
タイヤの摩耗について - BIGLOBEなんでも相談室
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa307678.html
路上走行にて減った「タイヤかす」の行方について教えてください。 - 教えて!goo
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=232147
調査されている方
http://www.ls.toyaku.ac.jp/~kumata/home.html
タイヤから地球環境を考えるブログ
http://blog.goo.ne.jp/wsd-sportslovers30/
結果
なるほど、
- アメリカでは30年前のハイウェイだけでもタイヤカスが約7万トンあった。
- タイヤカスは微生物が食べてる可能性がある
- タイヤカスの粉じんが問題になったけどスパイクタイヤが規制されただけ。91年以降日本で発売していない
- PM2.5の発ガン性や気管支ぜんそく、花粉症などの健康影響との関連が懸念されている。
- 近年タイヤはタイヤカスを地面との摩擦熱で燃えるような設計がなされている。
だそうな。環境負荷試験とか結構やられてるらしい。花粉症が増えたのもこのタイヤカスの粉じん問題の様子。これはもっと知られていいレベル。
その他参考にしたサイト
タイヤの基礎知識|日本グッドイヤー
http://www.goodyear.co.jp/faq/index.html
株式会社ブリヂストン|タイヤ
http://www.bridgestone.co.jp/tire/index.html
日本ゴム工業会
http://www.jrma.gr.jp/html/02.htm
走れ!タイヤくん - トーヨータイヤ
http://toyotires.jp/run/index.html
(社)日本自動車タイヤ協会 JATMA
http://www.jatma.or.jp/
− ゴム取引の基礎知識 −
http://www.tocom.or.jp/jp/profile/doc/2008text-rubber_000.pdf
男の子にオススメ!
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エンジニアが書いたタイヤ戦争のお話
F1とタイヤとブリヂストンの進化について
非常にエキサイティングでエンジニア冥利に尽きる
敢えてマニアックを避けた?