オタクになろうとするヤンキーと、ヤンキー化する秋葉原-いまさらC84レポート-

 今更で申し訳ないが、気鋭の新人アーティスト、水曜日のカンパネラのボーカルを案内するためにC84 3日目に参加して来た。
 今回は3日間で59万人と過去最高の来場者数を達成し、また別の層を取り込みつつ市場は大きくなりつつあるのではないかと感じさせる。
 前回から変わったところと言えば、子連れや中学生や女子小学生だけの来場者が散見されたこと。もちろんアダルトじゃないブースもあるので特に批判するつもりも無い。
 それから気づいたこととしては、コスプレイヤーにちゃんと付き人がついていること、マネージャーか,専属カメラマンなのか、きわどいコスプレのお姉さんと一緒に行動しているのを記憶に残るほど見かけたのははじめてだった。
 オタクマーケットが徐々に参加型にシフトしてかなりの時間が経ち、マーケットは成熟し、オタク(コミュニティ)はヤンキーを越えた。もはやココにいるのはリア充よりリア充なオタク達だ。

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イケダハヤト問題のイライラの原因がわかったので師を囲む周りの大人をぶん殴りたい

やまもといちろう氏とイケダハヤト師の対談イベントがあったらしく、ログを読んでみたけど行かなくてよかったと言うほか言うことがない。
ひとまず夏の薄い本でのCPには期待する。ブロガーBLが出来たらブログはキャズムを越えたという指標になろう。
やまもといちろう×イケダハヤト
やまもといちろう ×イケダハヤトの「ブログ論争」対談書き起こし - NAVER まとめ
【更新】「やまもといちろう×イケダハヤト対談イベント」メモ書きレポート #ブログ論争 - カイ士伝
やまもといちろう氏対イケダハヤト師観戦記 最低で最強だったイケダ師 – アゴラ
 個人的に、イケダハヤト師について、いろんな人がブログで取り上げて訳の分からないことを言っているからむかつくとか一貫性がないからむかつくとか言うけどそんな言葉ではまったくもって的確に表せないのでずーっともやもやしていたのである。
対談の内容を見てよくわかった。個別の話として、師に絡んでノマド労働問題とか、若者の意識問題についてはよく語って来た。
 ココ数年、アンテナは広いけど、それを分析する指標がポエムだったり、実績よりセルフブランディング先行だったり、本を紹介する割にその根底の思想とか詳細に触れずモチベーションを刺激する言葉だけ抜き取って本と正反対の話をしたりするものばかりだけれど若者のブログは増えて来たし沢山見て来た。
特段アンテナが広く、若手起業家界隈に顔が利いたのがイケダハヤト師だった。
皆が言う通り特段新しい思想なわけでもない、オピニオンリーダー風に振る舞っているけれど特に論壇に登れるほどロジカルでもない。ただ、ノマドのようなフリーランスの労働スタイルのブランディングには成功した。
僕のところに相談に来る学生なんかもイケダハヤト師はなんなんですか?と言われるが、この炎上劇は別にアンチが事務所やクライアントに電凸したり実害が出るような炎上でない以上ただのプロレスだから楽しむべきだと言うことを伝えて来た。
それから彼自身の発言から、「エッジのきいた俺でも受け入れてくれる社会が欲しい」と言いながら「社会が俺を理解してくれないのは、俺はエッジがきいた情報発信をし続けてるからだ」みたいな演出をし続けなければならない病気に自らかかってる思春期な傾向が読み取れる。
切り込み隊長に認められてみせた反応のように大きな承認があると微妙に態度を軟化させるし、一方でそれだけで彼が書くのをやめる訳ではないだろう。ブログが支持されるというのは支持者の思っていることを代弁しているに他ならないからだ。
現にイケダハヤト師を批判している学生もよくよく意見を聞いてみれば彼と同じような思考をしていることが多い。結果、スタイルを変えず情報発信を続けるし、誰かが批判するし、それにより彼は飛び出てる杭という自覚を強くするというループにはまる。父親に認めてもらえない反抗期の子どものように。僕はこれを「遅れて来た反抗期」として観察を続けている。
元をたどると彼がイライラするキーワードは再現性である。チラ裏か戦場かどうか、正義か悪かどうか、寛容的か排他的かどうか、自己主張かどうかなど、人格や矜持の話関係なしに、一連の問題は発言の再現性の問題だろう。皆が記事を書くためにある程度再現性を考えて書こうとするのに対し彼は自分がその場で思ったフラッシュなアイデアを実験だと言いながら書き散らす。だからみんなブクマで再現性が低い、って一言書き込めばいい。
具体的な方法の話をしよう。
再現性をふまえて問題解決を語るのなら、本来解決を目指すべき問題の所在は3つのレイヤーがある。
1,価値判断や心持ちの問題
2.個人のスキルセットやテクノロジーの問題
3,社会構造の問題
これらを3から1へ往復して語らなければいけないはずの問題であるが、意識の高い学生含め多くが1から2を素通りして3へ飛ばしてしまうのだ。彼らの中で社会構造は意識の総体という認識であり常に連動しているらしい。だいたいスキルセットを語らないマインド変えろ系の自己啓発も同じような書き方がされる。
「努力は実を結ぶ」「覚悟ある自己表現が人を動かす」とか、「楽しい活動が教育を変える」とか、「嘘のない新しいサービスが福祉システムを変える」とか。そんないい風に紹介されても、現実はいす取りゲームなのでどんなに楽しくても努力しても誠実でも誰かがワリを食らう。誰しもがその方法に準じれる訳ではない。
そして共感を求めるクラスタがよく勘違いしているが、感情や価値判断ほど再現性が低いものはない。だが感情や価値判断が必ず付加され、インセンティブとなりキャズムを越え、みなレミングのように同じ方向に流れると(そしてそれが円満解決の方向だと)思っている。
もっというとこれらの価値判断を含む言葉と言うのはバーナム効果やコールドリーディング等の技として、占い師やカウンセラー、ナンパ、キャバ、宗教等でフックとして使われる常套手段だ。
もしくはスキルがなくてもテクノロジーがあれば何とかなるでしょうという楽天的な記事は昔から叩かれて来た。完全なる進歩主義の議論であり、テクノロジーは人を自由にすると同時に人を支配する。もしくは日本のwebは残念、なんて発言も飛び出す。
そう言った進歩主義な人達のフォロワーは、たいてい主語が大きかったり結論が大きかったりする。なにかことがあっては日本人が、世界が。怠惰か勤勉か、誠意か失礼か、自由か責任か、生きるべきか死ぬべきか。そんなことを問うては病んでいく若者にとって、アンテナが広く断定的な文章が特徴的なイケダハヤト師はよくも悪くも特異な存在に映る。
そうして注目の数がキャズムを越え、ブロガー達の目に触れ、今度はその記事を読んだ人たちがあまりに再現性が低いため困惑するのだけれど、どう突っ込んでいいかわからない。
それでも突っ込もうとし落としどころとしてスキルセットへの言及が足りないでしょおかしいでしょという話になり「なにいってんのこいつ」状態になり会話はすれ違いになっていく。それこそボランティアしてる人にもっと「国家資格取らないと質が担保できないよ!」とか学生運動してる人に「ちゃんと投票行かないとなにもかわらないよ」とか、そういう類いのすれ違いレベルなのである。だんだんのれんに腕押し感が面白くなって来て、突っ込み大喜利が始まる。
 問題はこれもありなんだ、といって追随している大人や、フォロワーが多いからついていけば甘い蜜がお裾分けしてもらえるだろうと思っている大人達だ。話を聞いてやっぱり彼は幼稚だった、と自分の優位性を主張する。どう役立つか、のベクトルが違う!と(白熱教室を絶賛しながらも)功利主義に立脚したまま議論をしたりする。
ノマド論壇が盛り上がっても未だに皆勝ち逃げの方法を教えるだけで非正規雇用が対等に取引される仕組みとか誰も検討しない。
今回のイベントも「僕は修行僧で高みを目指すために滝に打たれてるんです!!」「そ、そうか!?俺はmixiがつぶれてほしい」みたいな不毛な会話で終わっていった。
その後の反応も多くの大人達が罪人かどうか、サンドバッグかどうかみたいな話で個人にばかり責任を帰属させて語るばかりで、彼を始めとした若者をそこに至らせたリソース不足やライフイベント事態の変容に全く目を向けない。全員が共犯者だよ。
今回の件、もっと寄付先についての話をしてほしかったし、芸風についてよりなぜその芸風に至ったかを深堀してほしかった。
今現在、目立たないところで小規模のメディアサイトを立ち上げて俺流正義感を発露しようとしている若者は山ほどいるしポテンシャルもすごい。これから爆発的に増加する彼らの正義感の発露を、芸風の問題として捉えてもしばらくは楽しめるんだけれど、精神論から社会を語る輩達にスキルセットがうんぬんと指摘する構造がそのまま続き、発電できるまでにマッチポンプ化していくブログ界隈を僕はあまり魅力とは思わない。
http://www.hagex.com/pic/2013/0128002.JPG

若者論3原則

 先日就職について語るイベントにパネラーとして誘われたので資料を作っていった。
若者の就職について語る時、皆が若者を何かが不足している存在として語ろうとするので牽制としてこんなスライドを用意してみた。雑な議論がイッキに慎重になるので場によってはオススメ。

1.若者を一元化して語らない

    • 能力の高い若者
    • 普通の若者
    • 特別な支援が必要な若者
      • 悪い例:「最近の若者は〜〜」
      • それぞれにそれぞれのアドバンテージや問題があるはずなのに一緒に語ってしまいがち。多様性があるはずの存在が一元的に共通の習性で動いているのならそれこそ問題では。

2.原因を問い、責任を問わない

    • 「若者」は守るべきもの
    • もし努力不足なら努力と報酬のバランスを問う
      • 悪い例:「あいつゆとりだから仕事でわからないところがあっても先輩に聞きにこない」
      • 新人類、3無主義、しらけ世代ゆとり世代と、歴代レッテルが貼られ様々な問題が彼らの努力不足や能力不足に集約される論がはびこった。若者亡国論などは繰り返されるが、「若者」や「子ども」と言う言葉自体は、彼らが大人と区分けして保護すべき存在だからこそつけられた。考えるべきは報酬(インセンティブ)だ。努力すれば、努力しただけの報酬が確保されていれば皆努力するはずだ。原因を若者に求めて批判しても余計動かなくなるだけであり彼らが何を求めていて何が報われないと思っているかという原因を探る必要がある。

3.過去の美学を押し付けない

    • 育って来た環境が違うから。
    • マイルール宣言は既得権益の強化にしか働かない
      • 悪い例:「俺らの若い頃は貧乏でも義理ってもんがあった」「俺ならその苦難を楽しむ」
      • 地域や時代によってインセンティブ構造が違うので自分が育って来た時代環境の道徳感が現代でも通用すると思ったら大間違い。若者の貧困を問題にしているのに「俺らの時代は貧乏でも勉強してたし助け合ってた」とか言われても。。。実際ふたを開けてみたら当時は経済成長が期待できて勉強し助け合えばお互いにその先のメリットが強かった時代だっただけかもしれない。美学には実行するための決定打(報酬)が必要であり「困ってる人は助けた方がいい(し、なにより情けは人のためならずだし)」と言った形だ。情報環境も産業技術も経済も政治も当時とは違うタームに来ているはずであり、若者を分析するならその背景を分析する必要がある。

 

「承認」についての勉強会をやりました

 毎度やっている勉強会が今回も無事終了したので報告。大学院マスターレベルの学生や社会人が15人ほど参加してくれました。やっぱり勉強会は勉強が目的である以上聞きにいくより主催するに限る。準備段階から学ぶことが多いし、講演会だと人によっては偏った思想やエビデンスのない話をえんえんと聞かされることになりかねないし、学会だと一人当たりの発表や質疑の持ち時間が少なくて詳しく聞けない。じっくり聞く場所を用意してくれる勉強会は社会人になってから本当に重宝するし、規模感も30人以下がいい。
 内容としては「承認と教育」について、アクセルホネットの研究を中心に現状を講義してもらい、皆でそれを深化するためのワークを行った。
当日のつぶやきまとめは以下
第9回持続可能な教育勉強会 #sen09 - Togetter
僕が参加者に送った振り返りを少し改変して以下に掲載する。

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萌えと寛容-C82参加記録-

 夏コミ3日目に参加して来た。忘れないうちに簡単にメモ。
 ツイッターでオタク研究家を名乗りだして2年、その実最前線でオタクとして情報戦を戦うことを離脱したただのヲッチャーなのだけれど、オタクが変わったと言うよりはオタクを取り巻くものが次々と分析され徐々にデザインとしてブラッシュアップされているのであるなーと感じる。企業ブースなどは売り物だけでなく売り方までちゃんと考えて作られているし、コスプレも無理矢理ガムテープで谷間つくって女子同士で触りあったり、スク水の下に縞パン履いちゃう、くらいにこれでもかと言うくらいにブヒり要素を突っ込んで来てこれって素直に興奮していいの?と考えさせるほどであった。
 それから商業的経済学的な力学は強いなと思うのである。万単位で生産される「限定版」とか、欲しいものを手に入れるためのチーム戦や情報戦など、その力学が、楽しみ方の幅をこれでもかと言うくらいに増やしているし、とはいっても従来的な楽しみの発想から飛び抜けるようなアーリーアダプターなヲタ層もまだ少ない。

オタクはエコノミックアニマル

 コミケは生き生きしている。多分それは普段抑圧とか阻害とかにさらされているヲタにとっての、あらゆる欲望の解放区であるからという形でよく語られるのだけれど、ある種の規範からの解放と自分達でルールを作り自分達で守ると言う承認のマッチポンプが程よくデザインされた場であり、そこで創作や消費を行い、それとお金を交換できる究極の市場であることが大きい。マジで自分の利益に対し合理的に働いている数少ない市場だ、エコノミックアニマルここに極まれり。
 そもそも「萌え」という言葉の浸透が大きい。変遷をたどると、元々NHKの恐竜アニメの主人公の萌えチャンに対しての、当時はブヒり言葉の一つとして派生したというジュラトリッパー説から始まり、可愛い以上性欲未満を表す言葉としてあった「萌え」は、ゼロ年代半ばから、次第に可愛くて性欲を喚起する記号としてテレビに取り上げられ一般に普及し今に至る。この勘違いが大きい。
 「萌え」は記号であり、記号はデータベース化される。昨今のコンテンツでは、女の子が出てくる作品で中高生〜青年向けのものであれば、どの作品もかならずユーザが気に入る女の子が入るよう計算されてキャラ設定がなされている。作品論を語りたいのではない。
 これがよりマスな商業主義に載ることで、ある種「萌えるよね?だから買ってね、好きなだけ萌えていいから」という寛容の構造を生み出した。ある種の欲望の喚起がデザインされ、欲望の解放をお金と交換することで包摂する。このキャラ可愛いよね?グッズ揃えませんか?というメッセージが強力に発信され、それらを持っていることがオタクの世界やそれと親和性のあるネットの世界ではある種のステータスとして機能する。別に萌えに限らずともコンプガチャの流行だってこの仕組みがうまく取り上げられ、かつ参加の敷居が下がったことが大きい。拝金主義と思うなかれ、安いお金で承認が買えるのであればそれは社会が豊かな証拠でもある。

コミケと第3の波

 コミケは普段マイノリティと思われるオタクたちが主役として活躍できる場である。誰しもがコンシューマーとして、誰しもがクリエイターとして参加できるようになっている。同人誌でも、グッズや製作物でも、コスプレでも、売り子であり買い手としても参加する姿は古くから見られる。技術の発達によりその参加人口は年々増加しているし、最近の一眼レフカメラの流行もあって、カメラぶら下げてコスプレ写真撮られて少ししたらカメコに回る、みたいな楽しみ方をしている人たちが割と沢山いる。これらのプロシューマーとしてのコミケ参加者が年々徐々に増えて来ている印象で、買う側と売る側、と言う単純な構造ではもう語れない。
 この誰でもちょっと訓練すれば売る側に回れる、という逆転の可能性がコミケ参加者にもたらすものは大きい。ヒエラルキーは場に宿り、コミケの場のヒエラルキーではクリエイターが一番上に来て、その次に情報に強い人たち、そして買いに走る人たち、がくる。普段学校や会社のヒエラルキーの中でそこまで目立たないオタク達があるジャンルの貴重な情報を得たり、作り手に回ることで自分の部屋にしかなかった王国の領地を増やせるどころか一攫千金のチャンスさえも開かれている。いわば少し訓練して発想を形にするために最低限テキストさえ打てれば逆転を目指せる場、という側面もコミケは有するのである。しかも参加者の母数が桁違いなので、参加して間もない状態で予想以上に売れると言うビギナーズラックも存在するとかしないとか。
 

中くらいの物語

 10万人単位で現実に同じものを求めて人が集まる場は、いまや地方の花火大会なんかの祭りか音楽フェスかコミケか、特例として教育現場くらいしか存在しない。その中でもフェスやコミケは趣味という内的動機付けのために集まった同志がいて、それぞれが自由に消費しながら大きな市場を形作る。大きな市場によるおおきな収益は国にも(例えば税金や特需などの)富をもたらすことで歓迎される。最近は大手企業もブースを出展し、売り上げ総額は数百億と言われ、その数パーセントが税金として入ってきても数億円の税収が見込める。
 国ほどの大きな共同体を動かせる訳でもないが、個人個人の志向があつまって相当数の人たちが逆転の機会を手にする、いわば大きな物語でも小さな物語でもない、中くらいの物語がそこに存在する。ヒッピー文化と形容するのは語弊があるがある種の自由と解放と逆転への期待がまだまだ存在する場として、これからも大きくなって行くだろうし、オタクの社会的な認識も徐々にまた変遷をたどるだろう。
 余談だがコミケ会場やコミケ後の秋葉原には子連れの姿がちらほら目立った。徐々にオタク文化が家族で楽しむもの、として形を変えてくるころだと予想しておこう。


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すばらしきOisixのTKG

 数週間前になるが食品通販会社「Oisix(おいしっくす)」の食品で食事会をしようということで呼ばれて行ってみた。サラダや卵かけごはん、お吸い物や豆腐やジャガイモ等、びっくりするくらいおいしかったので簡単にレポート。
 農業の世界の現状は非常に厳しいらしく、農家が野菜を作ると、規格内に当てはまる野菜は味が悪くても農協が安いが買ってくれるため細々と安定して生きていくことができる。一方で味が良くても形が悪い野菜たちというのは基本的に売れ残ってしまう。そうすると農家が新しい野菜の開発や改良に取り組むことが難しくなり、全体としてのモチベーションや発展速度が低下してしまうのではないか、そんな危機感からそういう農家と直接契約しそういう野菜でもいいという家庭に通販を始めた会社がOisixだそうだ。

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 当日は洗って並べただけのサラダや豆腐、卵かけごはんなどシンプルな食材なのに非常に自己主張の強い味と、全然に闇ではない食べやすさのバランスを感じた。サラダ用の玉ねぎドレッシングなど、玉ねぎ特有の酸っぱさがなく、甘みだけを感じ取れるという超一流品。ジャガイモなど洗ってそのまま切ってレンジでチンするだけなのに非常にしっかりとした味とほのかな甘みを感じることができた。


 中でもおいしかったのは卵かけごはん専用のしょうゆ。スーパーに売っているような市販のものは海鮮の風味やダシを効かせすぎていて味が厭味ったらしいのだが、このoisixのしょうゆはいくらかけても(もちろん塩分は増えるが)味に厭味がない。当日はお酒をサカナに卵かけご飯を2〜3杯おかわりさせていただいた。

 ネット通販で食材を買おうというムーブメントが最近は騒がしくなっている一方で、やはり配送料が気になるという話も聞くが、oisixをはじめとしたいくつかのネットスーパーにおいては量によっては配送料をディスカウントもしくは無料になるうえ、計画的に食材を買いスーパーでの衝動買いを避けるほうが経済的に得するという報告もここ最近よく聞く。もちろん肉などはブランド価値や賞味期限があるためスーパーより少し高くついてしまうが、同じ値段で健康でおいしい野菜が買えるのであればネットスーパーを使うのもありかも知れない。ひとまず醤油を買いたいと思った。ごちそうさまでした。

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自主勉強会-twitter発勉強会ノススメ-

 3月7日日曜日の午後、id:fly-higherこと@igaki提供で秋葉原の会議室を借りて自主勉強会を行った。
ツイッターで募集をかけて「教育」に興味のある多ジャンルの若手を集めての勉強会。発表議論ともに白熱したためプログラム通りの進行はできなかったものの、参加者の皆さんの満足度まではわからないが参加度は確実に高く、良い刺激になった会にできたのではと思っている。
10年前などはウェブのオフ会は変な人が集まるというイメージが蔓延していたものだが、最近はどうなのか、体を張って試してみたいという気持ちもあり主催してみたが、結構自分が求めている普通の人たちやレベルの高い人たちも集まりやすい環境なのだということうを認識するいい機会となった。
主催のノウハウとまでは行かないがレポートとやってみたことと考えたことをまとめてみたい。自主勉強会の敷居がどんどん下がっているため、是非やってみてほしい。
以下レポート。なるべくコンパクトにまとめるつもりだが長くなる事をご了承いただきたい。

基本情報

以下に基本情報として参加者に送ったメールを一部編集し掲載する。会場は第一回のため交通の便が良い秋葉原を選んだ。告知は主にtwitter上、ある程度構想や基本情報が固まったらブログも活用。

【テーマ】持続可能な教育
 教育の持つ意味の多様化や教育の主体となる機関や団体の多様化、教育技術や実践の多様化など、ステークホルダーが非常に多いのが教育という言葉の特徴です。今回いろいろな背景を持つ人たちが教育に興味を持ってあつまり、発表をしていただけます。第一回でそれらしい結論を出す気はありませんので、それぞれが、なにをどのようにとらえているか、情報の共有と整理を行えたらと思っています。

【ついったー発若手教育勉強会@東京】名称募集中
【日時】 3月7日 15時〜18時(終わった後懇親会もあります)
【場所】 秋葉原のネットカンファレンス東京(UDX8階) http://www.net-conference.jp/content/conferenceList_2.php?
【持ちモノ】ノートPC、メモ、発表者は資料等。ネットは会場で接続可、LANケーブル、HUBは会場で備品として借し出し可。発表でPPT使いたいけどノートPCがない場合はデータを持参していただければ@showgotchのノートを貸し出しますのでご連絡ください。

【日程案】
3:00〜3:10 集合・準備 ※現地集合です
3:15〜3:25 自己紹介 注意事項、勉強会の趣旨(@showgotch)など
3:30〜3:55 発表1(@makonabe) …教育政治学(※以下便宜上の分類です)
3:55〜4:20 発表2(@kaicooo)  …特別支援教育
4:20〜4:30 小休憩
4:30〜4:55 発表3(@arhoolie26)…教育社会学
4:55〜5:20 発表4(@igaki)   …企業内人材育成
5:20〜5:55 まとめおよびフリーディスカッション(@showgotch)

【発表について】
 発表は各自持ち時間10〜15分程度+ディスカッション10〜15分、合計25分程度。勉強会なので25分丸々発表に使っていただくことも可能です。内容について、簡単でも構いませんので、各自の自己紹介を必ず最初に入れてください。各々の関心領域や専門領域、知っている事、問題意識などを発表してください。学会発表並みに厳密であったり客観的である必要はありません。
【懇親会】
18時のあとそのまま軽い飲み会も行う予定です。特別な理由がある場合を除きご参加いただければと思います。学生さんはちゃんと支援する予定です。

【その他】
服装自由。会場までの案内は添付ファイル参照(重複の方は申し訳ございません)twitterでのtsudaりは自由です。ただしあとでtogeります。タグは何かオシャレだったり面白い案がなければ会場と僕の頭とって #shakiba
※ustは発表者それぞれの許可を得てください。

報告

 以下は内容の詳細とレポート。各発表内容は若手教育勉強会(名称募集)@秋葉原まとめ - Togetterを、勉強会の大まかなコツはこれで主催もばっちり!?思い立ったが吉日、勉強会をはじめる方法 - はてなニュースなどを参照してほしい。
経験から小規模勉強会は4〜12名(多くて)が適正規模という印象。それ以上だと発言回数が減ったり会場や会のデザイン次第では適切な緊張感が保てなくなるためである。

自己紹介 注意事項、勉強会の趣旨(@showgotch)など

 togetterまとめに記載されていない部分をまとめておく。
 事前に遅刻者がいると把握していたため混乱は特に起きなかった。会場に入るとまず会場準備。今回は特に配慮などする必要はなかったが、スライドでプレゼンを行う場合のPCとモニタの接続確認は行った。また今回は参加者が買い出しに出てくれたが紙コップと飲み物は用意しておきたい。お菓子は@makonabeが用意してくれた。ごちそうさまでした。会場に続々と来る参加者に挨拶をすませ、モニタの一番近くの席を発表席とした。

【スライド1】
「注意事項…個人情報への配慮、TsudaりOK、Ustは本人の許可を経て、タグは #shakiba、読み返しと振り返りをぜひ」
匿名でウェブで活動している人もいるため、個人情報への配慮としてなるべく許可を取るようにという話と、お願いとしてアンケートを取らない変わりに、後日勉強会の振り返りや感想をメールまたはブログ記事、ツイッターの発言をまとめてもらうことをお願いした。
【スライド2】
「現在の職業や名前を何と呼ばれたいか、趣味や得意なことなど 一人1分程度※発表者は詳しい自己紹介は発表で」 
 本来なら名刺交換を行いたかったが、時間の都合上今回は取り扱わなかった。HNの人も多いため、隣の人がどこの誰でどう呼べばよいかは確認しておきたい。また自己紹介は声出しの意味もあり、初対面での緊張感を解きほぐすために最低限用意しておきたい。
【スライド3〜8】
僕の自己紹介のため割愛。一応伏線も用意したが今回は使えず。
【スライド9】
「勉強会のきっかけ http://twitter.com/showgo/status/5502347232 http://twitter.com/showgo/status/8076451642 http://twitter.com/showgo/status/8591314806。勉強したい社会人、教育関係の職業に興味のある学生、情報発信力のある有能な人たち、イベントを開くノウハウがある、人が集まるツールがある⇒勉強会を自分で作ってしまおう!」
 文字が多すぎ。要はニーズがあり、僕個人にノウハウがあり、かつ僕の周りに人材がそろっていたので行おうというのが出発点。同時に参加のしきいを低くしたかった事や、参加者たちも主催者と一緒になって勉強会の一部でよいので創り上げていく感覚を持たなければ学びにならない。
【スライド10】
「勉強会のテーマ→『持続可能な教育』現状の教育現場も教育改革も現場に高負荷、多様な改善案が提示、「無理なくできる」バランスを各々が探す。『学びの持ち帰り』問題意識の整理・共有、サポートしあえる関係」
 事前の参加者たちの顔ぶれからそれなりに専門的な話が飛び出すことは予想がついていた。一方で多くの教育研究が教員負荷という変数を忘れている。@makonabe氏が会場で語った「現場にいる人や教育がわかってない人の教育論はべき論に収束する」という言葉に象徴されるように、教育はポジティブリストで語られることが多く、現場の負荷は高まるばかりである。また、せっかく今回集まったのだから知識を共有整理するだけでなく、今後気軽に相談しあえる関係を継続してほしい。以上を念頭に置きながら話を聞いてほしいことを伝えた。以下発表の司会は主催の僕が行うこととした。

@kaicoooの発表

 特別支援教育、特に構音障害について。構音障害は言語障害の中でも言葉の組み合わせによって発音に困難が生じる障害のこと。子ども店長の幼いしゃべり方が実はこれに該当する疑惑があることや、(意識するしないに関わらず)訓練によって多くの場合矯正できること、学校の入学前検診で診断されることなどを発表していただいた。
 

@arhoolie26の発表

 少子化などから大学全入時代が来ると言われ、4大進学希望者の増加に伴い進路指導がどのようになっているかを研究・調査し、まとまった知見を発表してくれた。日本は偏差値によって進学就職コースがそのまま決まってしまうトラッキングの傾向や進路指導の実際について非常に考える事が多い発表であった。

@makonabeの発表

 教育を科学的に評価するI-E-Oモデルと、学校評価の仕方であるSchool-Based-Management(以下SBM)について発表してくれた。背景が共有できていないことも多く質問が盛んに行われた発表であった。シカゴでSBMがどういう経緯で導入されたかや世界銀行などの世界データ、日本での実情やSBMの考え方などを発表してくれた。

@igakiの発表

 教育とは何かとの問い直しから、企業での人材教育の実際を話してくれた。企業内の人材育成は「自ら育つ環境をつくること」と、非常にコンパクトで主張のわかりやすい発表で@igakiが実際にどのような実践をしているかを発表してくれた。自分も他人も評価できる小目標の設定として、具体的な行動を書いてあげる事が重要。@igakiの会社ではリピーター率が7割を超えるらしく非常に喜ばれる内容であるという。

まとめ

 まとめスライドについてはtogetterまとめを参照していただきたい。全体を通して白熱したため各自発表が30分以上となってしまったため最後のフリーディスカッションは懇親会へ持ち越しとなった。時間配分の見直しやタイムキーパー、時間がないことを伝えるすべを用意しておいた方が良いと感じた。

懇親会

 時間が18時であったため予約をせず目途を立てていた会場へ。皆がつまめるものを多めに注文し乾杯(参加者は全員昭和生まれ)。
技術科がいかに呪われた教科であるのか、校長や教育委員会は何の仕事をやっているのか、「ギターは9日間弾けないがある日急にFのコードを押さえるようになる」問題、SBIは手段でビジョンは何か、学校の先生も手続き能力が高い問題、指導要領などを固めるべきかもっと自由にするべきか問題、進路指導をどうすべきか問題、苅谷剛彦はずるい問題、教授法の3段階、現状を分析してなにを問題と捉えるのか問題など、教育哲学から行政、マクロからミクロまでと縦横無尽に非常に面白い話が展開された。いろんなゲスト講師を呼び、某先生を囲む会を行いたいという話題も盛りあがり、白熱し気付けば5時間たっていた。

考えたこと

事前に

 これだけは行っておきたい事がいくつかあったので箇条書きで書いておく。

  • 抽象的で良いのでまとめだけは考え書いてておく。
  • 議論の核となりうる参加者を二人以上用意する。
  • それぞれが自分なりの正義感や使命感を語れる雰囲気(実際は発言機会)を用意する。
  • 参加のしきいを低くする。忙しい中でも参加できる会にする。
  • 発表の際はある程度の緊張感を維持できる場にする。
  • 次回も参加したいという声が聞ける会にしたい。
事後に

 最初にも言った通り今回最初の予想以上に内容の充実した勉強会となった。
今回は事前に資料を強制的に集めたり、ワークショップ的な内容などを取り入れる事は行わなかった。時間があれば是非企画してみたい。次回について開催することができれば場所についても面白い情報を得る事ができたため、さっそく計画をしている。
次回参加希望者は是非僕のツイッターアカウントにreplyを飛ばしていただきたい。

追記

勉強会についての@igakiのエントリーが公開されました
会社における自分なりの人材教育方法まとめ - 弁護士兼務取締役の独り言

関連エントリー

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3月7日秋葉原で若手教育勉強会をします。

ツイッターで募集をかけて若手で集まって秋葉原で教育についての勉強会をやることになりました。テーマ「教育」について若手が集まって広く浅く(?)色々議論します。

日時 3月7日 15時〜18時
場所 秋葉原UDX
参加費:無料

参加人数:最大10名程度

数名参加予定者にキャンセルが出たためまだ枠があるので参加者募集中。詳細など知りたい方は僕のツイッターアカウントにreplyかダイレクトメールを飛ばしてください。
現在参加者.@igaki @makonabe @kaicooo @@arhoolie26 など面白いメンツがそろっております。